|
従来の光化学の研究では、光と分子の相互作用を大きくすることは限界に近づいており、極めて少ない光子によって高効率に分子を励起するプロセスを実現することは難しい。これをブレークスルーし、高効率励起プロセスを実現させるためには、光と分子を強く相互作用させる「光−分子強結合反応場」を開拓することが必要不可欠である。本特定領域研究においては、光子を捕捉・局在化させる機能を有するナノ・マイクロ構造を設計・構築して「光−分子強結合反応場」を創出するとともに、本反応場において新たに出現する光子と分子/物質系の極めて強いエネルギー・空間選択的な相互作用に関する学理の探求とその応用技術への展開を目的とする。
本領域では以下の三つの研究項目を設定し、項目間での緊密な連携のもとに研究を推進する。
研究項目 A01 では、光−分子強結合反応場による新奇反応の発見・応用をターゲットとして、理論・実験両面の検討を通じて、意欲的に新光化学反応の開拓に努める。
研究項目 A02 は、光−分子強結合反応場の高次機能性構造構築を中心に行い、光電場増強機能の創出と集積化を図る。
研究項目 A03 は、光−分子強結合反応場の素過程ダイナミクスの解明を中心に行い、本現象の根幹的支配原理を追求し、その本質に迫る。
このため、次の研究項目について、「計画研究」により重点的に研究を推進するとともに、これらに関連する一人又は少数の研究者による2年間の研究を公募する。1年間の研究は公募の対象としない。公募研究の単年度当たりの応募金額は240万円を上限とする。採択目安件数は、概ね 40 件程度を予定している。既存の研究分野の枠に囚われない独創的かつ意欲的な研究の提案を期待する。
(研究項目)
A01 光−分子強結合反応場による新奇反応の開拓
A02 高次機能性構造による光−分子強結合反応場の構築
A03 光−分子強結合反応場の素過程ダイナミクス
→ ※研究項目の詳細について
|